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講演会レポート 2017年
東京女子大学 国際関係部会にて講演会を実施
2017年6月
今回のテーマを「モノづくりを通しての国際貢献」として講演を行いました。 戦争によって散布された地雷や不発弾の被害者数は年々増加傾向にあります。 その被害状況も国々によって違い、戦後の復興としては現地の人々の目線に立って機材開発を行う事が重要であります。 その為には現地調査を行って人々の声を聞き、その土地柄や被害の状況を確認し、 その地域に適応したアタッチメントや機材を開発し、提供しています。 戦後の復興は簡単ではありませんが、日本の技術力によって豊かな大地を取り戻し、 平和な世界を目指し、笑顔が絶えない世界を実現したいと思っております。 以上のような思いの元、今回の国際貢献を題材とした平和学習講演を行いました。
参加されたみなさまの声
- カンボジアの子どもたちの映像を見て、あんなにも笑顔な子どもが沢山いたので、私自身も、 彼らの笑顔は守っていきたいと思ったし、地雷によって絶対に“不幸”な思いをしてほしくないと心から思いました。 私たちに出来ることは何かと考えると直接関わるということは難しいかもしれないので、 こういった今日の講演の内容をもっと多くの人に知ってもらうために発信していくことだと思いました。
- 現地の人々が、お金を欲しているわけではないことは分かりますが、 自分の身を犠牲にしてまで何かしてあげよう、とはどうしても思えません。 私は、我々ができる最大の助けは募金等である、と考えてしまいます。 雨宮さんが、そこまでできる理由や原動力を知りたいです。
- 今、私1人の手で大きなことができる訳ではないですが、まず、今安全な場所でおいしいご飯を食べれることを親に感謝し、 私と関わってくれるすべて皆に、与えられるものすべて与えて、その延長としてボランティア活動を行っていきたいという風に考えています。 友だちも巻き込むことでこういった社会的弱者に関心をもってくれる人が増えると思うし、もっと世界に関心を持ち 、危機感をもつことが大事だと思いました。 もう「平和ボケ」はしてられません。
- 今回、雨宮さんの講演を聞いて、日本人にしかできないこともあるということを改めて考え直しました。 日本人が今まで築き上げてきた技術力を世界のために使うこと。しかし、日本が築きあげた技術を無償であったり、 技術力を提供するということはなかなかできないことであると思います。 しかし、雨宮さんはその点に関しても惜しみなく提供したということがとてもすばらしいと思いました。
- 雨宮さんが「人を助けるということは、自分の身を捨てること」「地雷で死ぬのではなく、死ぬまで地雷除去をしたい」という言葉が印象に残りました。 地雷除去という命が懸かった仕事は、簡単にできるものではないけど、だからこそ雨宮さんは自分の行動で一人でも多くの人を助けようと考えていると思いました。 また、「使命感と目標が人間の能力を高める」ともおっしゃっていて、何事も頭で考え、そして行動することが大切なんだと感じました。 家族のために一生懸命働いたり、学校に行く途中で被害にあう子どもたちが少しでも減ってほしいと強く思いました。 地雷が埋まっているかもしれない道を通ったり、立入禁止区域で暮らすということは日本という地雷のない国に暮らしていると想像しがたいことだけど、 世界にはまだ危険と隣合わせで生きている人も多くいるんだと思いました。
- 今、私は何年後かにある就職活動のために「今自分がどんなことに興味があるか」とか 「自分の好きなことはないか」「自分がやりたいことは何か」ということを考えていた。 しかし、海外の住民、子どもたちのために働く雨宮さんの話をきいて「自分がやりたいこと」だけではなく 「自分がどんな仕事をすべきなのか」「今、何を必要とされているのか」を考え、 自分のためだけではなく誰かの役に立ち、かつやりがいのある仕事をみつける努力をすることが大切なのだと考えた。 誰にでもできることではなく、自分にしかできないことを見つけたいと思う。
- 私は、先生の映像を見て、手足を失っている子を見つけました。 手足を失っている子はどういう思いなのか、私は、陸上競技をしていたので、走ることが大スキです。 私より若くして幼い子が手足を失っているのを映像でみて、もう自由に、走れない、歩けない、 そばによりそうことも難しい、母を抱く手がない、ものを自由にとるのも難しい、 もし、私が・・・・ということを考えるとすごくつらかった。でも、笑っている姿を見て強いなと感じました。
- 雨宮さんが最後おっしゃっていた、人間の能力を最大限に高めることや、知恵とアイディアを養うことの必要性が理解できた。 人の命はお金に代え難いのは間違いないし、そのことは各地の紛争などに使われる銃、そして地雷。どちらも人間が生み出したものであるということ。 日本の子供と現地の子供が国境を越えて、交流している映像で私は涙を流した。 日本の子供達もだが、苦境に在る輝いた目をした子供たちの笑顔は格別であったし、守りたいと強く思った。
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