講演会レポート 2012年

慶應義塾大学で地雷除去活動講演を実施

2012年11月

11月28日、慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスにて、総合政策学部/環境情報学部の講義 『企業の社会的責任と経済・社会の活性化』の一環として講演を行い、約170名の学生が参加しました。

当大学では、総合政策学部を中心に、2003年 POM²(ポムツー) -The Problem Of Mines is the Problem Of Mine - (地雷問題は、私たちの問題) というNGOを立ち上げ、ステッカー販売を通じて(収益金の一部をタイの地雷除去団体PROへ寄付)、積極的に地雷除去支援を行っています。購入したステッカー番号からそのお金が現地のどの辺りで使われたのか、またその土地(地雷原)がどのように変わったかをウェブ上で確認することが出来るそうです。

慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスにて

本講演を以って、2012年度の講演全日程が終了しました。15都道府県、52箇所(学校・企業)、約8,000名の方々に聴講頂きました。

参加されたみなさまの声

  • 『現代社会において、企業のCSRやコーポレートガバナンス活動にメディアを筆頭にステークホルダーが大きく着目し、人々の生活に企業がどれだけ貢献しているのかの目安としてとらえられている。しかしながら、ほとんどの企業が自社の利益に結びつくようなCSR活動を行っている姿勢が良く見受けられる。自社・自身のためではなく、人々の幸せに貢献するためにいかに自身を投資できるか、その先に利益が付加価値として付随してくるのではないか。』
    (総合政策学部 3年 男)
  • 『一人一人の働きかけではなかなか大きな成果を成すことが出来ない。このような地雷問題を大きな影響力を持つ企業が先陣を切って働きかけること。それによって日本人の意識を高めること。これこそが企業のすべき社会的責任なのではないでしょうか。地雷問題や命を守る社会貢献、日本の先陣を切るという責任。両方を果たしているということを感じました。』
    (総合政策学部 3年 男)
  • 『社会問題はただ解決すれば良いのではなく、その社会問題を解決した後のフェーズも頭に入れてその地域やコミュニティの発達を連鎖的に行うことが重要だということだ。人々の真の笑顔を作るためには、その仕組みが必要不可欠なのだろう。こういった活動を行っている方々に共通しているのが、徹底して『現場主義』だということである。近年、様々な書籍で「現場主義」「体験主義」が唄われているが、そのような書籍が対象としているマーケターやビジネスパーソンではない人がすでに実践している。それが今まで疑問だったが、今日その答えがよく分かりました。そのような人はデータを信用していない、目で見た時の違和感や感覚を大事にし、それを早いサイクルでフィードバックし目に見える形にしている。それを何度も繰り返しているのだ。』
    (総合政策学部 2年 女)
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