ニュース 2016年

ヴァンフォーレ甲府と㈱日建主催による国際交流事業
(カンボジア王国バッタンバン州 サッカー教室開催)

協賛:株式会社はくばく、豊かな大地(GEJ)

2016年2月19日

 2月6日、7日にてカンボジア王国、バッタンバン州にてSALT ACADEMY(ソルトアカデミー)の 少年少女を対象にサッカー教室を行いました。
 カンボジア王国バッタンバン州のある北西部は、ポルポトとの内戦の最前線であり、 特にタイ国境地域においては貧困な部落も多く、農業開発及び学校建設等含め支援が必要不可欠であります。 また、女性においては人身売買がおこなれているとも言われております。 今回は、この地域において国際交流事業の一環としてサッカー教室を行いました。
 サッカー教室では、SALT ACADEMYからは少年11チーム(約500名)の内、U-12から34名が選ばれ参加し、 マイティーガールからは30名の内20名、コーチ5名を含む25名が参加されました。
ヴァンフォーレ甲府側からはコーチとして、保坂アカデミーダイレクター、U-15島根監督、 U-12西川監督、スクールから井上リーダーが参加致しました。
SALT ACADEMYはカンボジア北西、バッタンバン地域、パイリーン、ポイペトを含む少年少女サッカークラブを まとめている組織チームであり、個人やそれぞれの寄付金で運営されております。
SALT ACADEMYの少女たちで構成されているマイティーガールは貧困な暮らしをしており、 故郷を離れて寮生活を送っております。
 マイティーガールの少女たちは、午前中は学校で勉強をして、午後からサッカーの練習を行っており、 全員がプロ選手を目指しております。
マイティーガールの一部が通学しているDEWEY INTERNATIONAL UNIVERSITY (略DIU、ディヴィ大学)は、 主に北西部の恵まれない環境におかれている若者を対象に「実践で学ぶ (Learning by Doing)」を教育理念として、 企業やNGOでのインターンシップを通じてハイレベルな教育を受けることが出来る教育機関です。 また、海外留学支援や、近隣諸国とも交換交流を積極的に行っております。

 教室内容はテクニック、ポゼッション、守備、フィニッシュの4テーマを主に行いました。
技術的には低い感じが致しましたが、少年少女の顔を見ているとサッカーに対して学ぼうという意思が強く感じられ、 ヴァンフォーレ甲府のコーチの皆さんの指示のもと、ひとつひとつの技術を学び取られているように感じました。
少年少女たちは日本へ行って、もっともっとサッカー技術を学びたいと言っており、 将来的には日本でプレーしたいとも言っておりました。

 今回のサッカー教室を通して、ヴァンフォーレ甲府のアカデミースタッフの技術をしっかりと伝えることが出来たとともに、 SALT ACADEMYの指導者の皆様も日本の教育技術を学び、大変喜んでいただきました。
また、受講した少年少女たちは熱心な眼差しでコーチの話を聞ながら、サッカーを学んでいました。
最後に、弊社からサッカーボールを贈呈し、ヴァンフォーレ甲府からオリジナルのシールなど、また、、 株式会社はくばくから、ビブスとお菓子等を贈与いたしました。 少年少女たちは喜びでいっぱいの笑顔を見せてくれました。

ヴァンフォーレ甲府からプレゼント

弊社からサッカーボールをプレゼント

㈱はくばくからお菓子のプレゼント

集合写真(マイティーガール)

今回のサッカー教室は皆様のご協力があったからこそ成り立ちました。 心より感謝申し上げます。

参加された現地の声

マイティガール少女







(写真上)氏名:スワン ヴィファ(中学3年生14才)
マイティガール経歴:3年(2013年加入)
(写真下)氏名:キム チャン テス(中学3年生17歳)
マイティガール経歴:5年(2011年加入)

感想:2日間のトレーニングでたくさんの技術を学びました。 このような機会をくださって大変喜ばしく思います。 また開催してほしいです。日本に行って日本の女性たちと サッカーをするのが私の夢です。

マイティガールコーチ


氏名:サビン(23才)
マイティガール経歴:6年(2010年加入)
感想:2日間本当に楽しかったです。日本のコーチより技術をたくさん教えて頂きました。 特にエクササイズ(練習)がより新鮮で興味深いものでした。子供たちも喜んでおり大いに 楽しめたと思います。またこのようなイベントをやりたいです。

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