ニュース 2015年

ミャンマー連邦共和国シャン州の無電化地帯に小水力発電装置を設置

2015年6月1日

 ミャンマー連邦共和国は、他のASEAN諸国と比較しても電力整備が遅れており、2013年の時点で、 ミャンマー国内にある全村落約6万2千村のうち、非電化村落が、7割(約4万5千村)を占めています。
 非電化村落の電化に向け、ミャンマー政府は、地方電化支援委員会を結成し、 2016年までに約1万2千村の電化を目標に揚げていますが、地方での送電線網整備が遅れており、 その達成が危ぶまれています。
 このような送電線網整備の遅れを補完するため、ミャンマー政府は、オフグリッドの村落の電化を目指し、 エネルギー自給策として、小規模水力発電の整備に取り組んでいますが開発は十分に進まず、 地方の多くの村落の住民は、夜間の電燈でさえ賄えない生活を強いられています。
 こうした村落に日本政府はODA資金を投入し、小規模水力発電を導入することで、 貧困地域における電化を促進し、地域住民の生活環境を改善する援助を行っています。
 このプロジェクトの一環として弊社は、2015年5月、 ミャンマー連邦共和国のシャン州北部西部に位置するヤイタクン村と、 同じく同州の中北部に位置するマンカウン村という2つの無電化の農村に小水力発電装置を設置いたしました。

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