1月24日、北杜市にある「いこいの杜コミュニティパーク」にウクライナ国の地雷処理担当機関である非常事態庁の職員9名が、JICA主催の地雷撤去のための研修の一環として訪問されました。
まずはじめに、弊社社長雨宮誠から日建についての会社説明を行い、次に会長の雨宮清からこれまでの地雷除去活動についての説明を行いました。また、会場では明野保育園の園児による歓迎の歌の披露もありました。次に屋外に出て雨宮清が、実際に地雷除去機を操縦して性能を確認していただきました。また、ウクライナ国の地雷処理担当者の方にも試乗して頂き「訓練が必要だが、この地雷除去機は作業の時間短縮に効果が期待できる。」と期待の言葉もいただきました。
ウクライナ内務省非常事態庁の視察団が北杜市にあるいこいの杜コミュニティーパークの地雷除去機の視察に来訪されました。ウクライナでは国土の約3割にあたる17万4000k㎡が地雷やUXOなどが埋まっている危険地帯があると言います。この地雷やUXO等により、これまでの除去作業中に少なくとも77名の人員が死傷しているという状況でした。今回の視察団は日本への支援要請を検討している中、弊社の地雷除去機に着目して頂き、この地雷除去機の活躍により安全性が確保でき、手作業と比べて100倍近くの効率が上がり、また除去作業が終われば復興作業に使用する事が出来ると、大変有効性を感じて頂きました。実機に体験乗車して頂き、非常事態庁職員の安全確保と作業の時間短縮に非常に効果的とご感想を頂きました。また日建での地雷除去の経験を活かした体験講演を行い、日建の機材が世界で活躍している事を確認して頂きました。今回の歓迎としてウクライナ一行の皆さんへ、明野保育園の園児の皆さんによる歓迎の歌を歌って頂きました。今後、弊社として現地を訪れ、どの様な機材が適しているか判断し総合的な機材づくりを進めて行きたいと思います。
【ウクライナ非常事態庁の皆さんから、後日お礼のご連絡を頂きました。】
ニュースでの報道の通り、東部では再びロシアの攻勢が強まり、私の住むkharkiv州でも日々ロケットやミサイル攻撃があり、厳しい状況での仕事が続いています。そんな中で、日建さん訪問時に幼稚園児たちが歌ってくれた歌を思い出しながら日々頑張っています。園児たちは歌の中で、同じ空を見て、同じ道を歩こう、と歌ってくれました。日建さんや北杜市の皆さんの温かい歓待が私たちの心に深く刻まれています。本当にありがとうございました。