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いこいの杜にて 自動車技術会関東支部 講演会を実施

2024.10.15

10月11日(金)、北杜市いこいの杜コミュニティーパークにて、公益社団法人自動車技術会関東支部の皆様を対象に、「モノづくりを通じた国際社会への貢献」をテーマに講演を行いました。


まず、地雷被災地で貧困生活を送っている人々の現状を説明し、その地域に何が必要か、そしてその地域の未来を現地の人々と共に創造することについてお話ししました。

私たちは、目的や課題、目標意識を共有しながら、現地での運転指導や技術教育等を重ねています。現地では、物資も少なく、設備も整っていませんが、そのような環境だからこそ、機材や資材を大切に使い、工夫し効率を考え、自分自身が何をすべきか、何が最善かを常に意識しながら作業を行っています。

一方で、事業として重要なのは「ボランティアではなく、収益の上がる事業として地雷除去機の開発および製造を継続していくこと」です。同時に、地雷原に住む人々が新たに生まれ変わった農地から収穫を得られるような、双方に利益を生み出す関係を築く必要があります。

世界の国々とビジネスや社会貢献を通じてWin-Winの関係を築くことが、資源が乏しく国土が小さい日本が国際社会で存在感を示すための一つの方法だと考えています。

そのためには、その国や土地を理解し、ニーズを見極めることが不可欠です。

現在、人材不足や機材・資材のコスト増などの課題が高まる中、環境コストや安全性コストの問題を解決することが重要な課題だと認識しています。


弊社としても、今後とも研究開発を進め、技術を確立することで、国際社会や地域社会にさらなる貢献ができるよう、邁進していきたいと考えています。

(公社)自動車技術会関東支部の皆様から、講演の感想が寄せられました。

 

○ 雨宮氏のお話を伺い、日本と日本人が今後、どのように世界と関わっていくべきかを考えさせられました。
○ 自分の仕事における社会貢献について深く考えさせられる内容でした。
○ 実際に経験されている方の言葉には非常に重みがあり、貴重な時間でした。
○ 普段あまり意識しなくなっていた「何のために働いているのか」を考えさせられる、非常に印象的なご講演でした。地雷除去と耕作を同時に行える機械に、雨宮さんの目指すものが表れており、ユーザーを深く理解することが、モノづくりにおいてどれほど大切かを教えていただきました。
○ 参加させていただきありがとうございました。講演中に「雨宮さんは使命感と目標を持っている人」とありましたが、私は「人間愛」を感じました。
○ 実物の地雷除去機を間近で見ることができて非常によかったです。雨宮さんが直接質問に答えてくださったのも良かったです。

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